ご挨拶

　「びすた」とは広く「（過去への）追憶」「（未来への）予想」「展望」などの意味を持ちます。耳慣れない言葉であったり、懐かしい言葉であったりするこの「びすた」には、たくさんの思いがつまっています。子どもたちが、初めて家庭から離れて生活する保育園。この保育園という場所は、子どもが安心して生活するとともに、子どもたちののびやかな想像力やたくましい社会性、豊かな情操を培う場所として重要な役割を持っていると考えます。
　子どもたちは沢山のことを経験して徐々に大きくなっていくことでしょう。その一つ一つが本人のみならず、ご家庭の皆様の大きな宝物になっていくことと思います。びすた保育園ではこの時期にしかできない「遊び」や「経験」を積み重ね、子どもが自分で発見し、できることを大切にしていきたいと思います。
　一人一人の育ちはその子どもだけのものです。未来に向かう子どもたちに本当に必要なことを、展望を持って丁寧にかかわっていくことが重要だと考えます。大人もかつては子どもであって、大切な思い出や大きな経験を誰もが持っています。「自分」を作り上げていく「心の根っこ」と言われる子ども時代。ご家庭と一緒にびすた保育園にお手伝いさせていただけたら嬉しく思います。