3月4日2024年
1歳児さん。朝、顔を合わせると最初に袖をめくり絆創膏を見せてくれました。
どうしたかと尋ねると「イタイイタイした」「ママが貼ってくれた」と教えてくれました。
痛かったことより、ママが貼ってくれたことを嬉しそうに報告してくれました。小さい子どもは絆創膏が大好きです。それは、絆創膏の本来の目的とは別に心を癒す目的があると考えます。痛い思いをしてちょっと心が寂しくなった時に、周りの人が「大丈夫?」と優しくしてくれて絆創膏を貼ってくれる。人の優しい気持ちが「形になって見える物」と考えると、目に見えないような傷にも絆創膏を貼りたがる子どもの気持ちが理解できますね。
私自身も「気休め絆創膏」という言葉を使います。傷ではなく心を癒す目的で貼る絆創膏です。その際は、「これは大変、痛かったねぇ」と子どもの訴えに共感して「これで大丈夫」と安心してもらうコミュニケーションがセットになっています。